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屋根の釘が抜ける原因とは?金属の熱膨張や劣化が招く家屋の危険性

2026-03-05
屋根は、家全体を雨風や紫外線から守る重要な役割を担っています。
しかし、普段あまり意識することのない屋根の小さな異変が、後々大きな問題に発展する可能性も少なくありません。
特に、屋根材を固定している釘が緩んだり抜けたりする現象は、多くの住宅で見られるものですが、その原因や放置した場合のリスクについて、正しく理解しておくことが大切です。
ご自宅の屋根の健全性を保つために、ぜひ一度、屋根の釘の状態に目を向けてみましょう。

□屋根の釘が抜ける原因は何か

*金属の熱膨張で釘が押し出される

屋根材、特にスレート屋根などの棟板金は金属でできており、日光を浴びて温度が上昇すると膨張し、夜間や雨天で温度が下がると収縮するという性質を持っています。
この膨張と収縮が繰り返されることにより、建材とともに固定されている釘が徐々に押し出され、最終的に抜けてしまうことがあります。
この現象は、材料の特性上、避けられない経年劣化の一つと言えます。

*固定材の劣化で釘が緩む

瓦屋根の場合などでは、釘やビスが緩んでしまう原因として、屋根材を固定している内部の木材や漆喰などの固定材が、長年の雨風や湿気の影響を受けて劣化することが挙げられます。
固定材がもろくなったり、痩せたりすることで、釘がしっかりと保持されなくなり、緩みや抜けにつながることがあります。
屋根材の種類や、周辺環境によって劣化の進行度は異なります。

*築年数経過で発生しやすい

屋根の釘が抜ける現象は、一般的に築年数が経過した住宅で発生しやすくなります。
多くの参考文献で、築7年~10年程度を過ぎると、上記で説明した熱膨張や固定材の劣化が徐々に進行し、釘が緩み始めるケースが見られるとされています。
ただし、すべての家で一律に同じ時期に発生するわけではなく、建材の種類、施工方法、気候条件など、様々な要因によって影響を受けます。

□屋根の釘が抜けるとどうなるのか

*雨水侵入による木材腐食

屋根の釘が抜けて隙間ができると、そこから雨水が侵入する経路が生まれてしまいます。
わずかな隙間であっても、水は浸入しやすく、屋根の下地材や構造に使われている木材(貫板など)に染み込み、腐食させてしまう原因となります。
木材の腐食は、建物の耐久性を低下させるだけでなく、さらなる雨漏りのリスクを高めます。

*強風による破損や落下

釘が緩んで屋根材がしっかりと固定されていない状態では、強風が吹いた際に屋根材が浮き上がったり、バタバタと動いたりしやすくなります。
これにより、屋根材自体が破損したり、変形したりする可能性があります。
さらに、台風などの強い力によって、棟板金や瓦が屋根から剥がれ落ちてしまう危険性も高まります。
落下した屋根材は、通行人や近隣の建物などに被害を及ぼす重大な事故につながる可能性もあります。

*雨漏り発生と家屋の劣化

釘穴からの雨水侵入が進行すると、屋根裏から天井や壁へと雨漏りを引き起こすことになります。
雨漏りは、居住空間の美観を損なうだけでなく、柱や梁といった家を支える構造材を濡らし、腐食やカビの発生を招きます。
こうした状況が続くと、家屋全体の耐久性が著しく低下し、建物の寿命を縮めることにつながりかねません。
早期の対応が、家を長く維持するために不可欠です。

□まとめ

屋根の釘が抜ける原因は、金属の熱膨張や固定材の劣化など、建材の特性や経年変化によるものが主です。
築年数が経過すると、こうした現象は多くの住宅で起こり得ます。
もし釘が抜けた状態を放置してしまうと、雨水が侵入して木材が腐食したり、強風で屋根材が破損・落下したりする危険性が高まります。
さらに、雨漏りを引き起こし、結果として家屋全体の耐久性を低下させ、寿命を縮めることにもつながりかねません。
屋根の釘は、家の安全と耐久性を保つために非常に重要な役割を果たしています。
定期的な点検を行い、早期に適切な対処をすることが、大切なお住まいを守るために不可欠です。
株式会社 住創

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