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屋根を守る棟板金とは?種類と選び方のポイント!
2025-06-03

屋根の改修、特に棟板金の交換を検討されている方にとって、最適な素材選びは重要な課題です。 雨漏りや強風への耐久性、そして費用対効果を考慮すると、多くの選択肢の中からベストなものを選ぶのは容易ではありません。

今回は、棟板金の選び方を分かりやすく解説することで、皆様の屋根改修計画のお役に立ちたいと考えています。 後悔のない選択をするための情報を提供し、安心して工事に臨めるようサポートします。 それでは、早速見ていきましょう。


□棟板金の基礎知識と種類


*棟板金の役割と重要性


棟板金は、屋根の頂上部(棟)を覆う板金です。 その役割は、雨漏り防止と屋根材の固定の2点に集約されます。 雨水は屋根の最も高い部分に集中するため、棟板金は雨水の侵入を防ぐ最前線です。 また、強風による屋根材のズレや飛散を防ぐ役割も担っています。

棟板金の劣化は、雨漏りや屋根材の損傷、ひいては建物の寿命にも影響を与えるため、非常に重要な部材と言えるでしょう。


*劣化と雨漏りの原因


棟板金の劣化は、主に経年劣化、風雨、紫外線によるものです。 錆び、穴あき、浮き上がりなどが主な劣化症状です。

錆びは、特にトタンで発生しやすく、雨漏りの原因となります。 穴あきも雨漏りを招く直接的な原因です。 浮き上がりは、固定部の劣化や強風によって起こり、隙間から雨水が侵入する可能性があります。 これらの劣化症状は、早期発見と適切なメンテナンスが重要です。


*棟板金の材質の種類


棟板金に使用される主な材質は、ガルバリウム鋼板、SGL鋼板、トタンです。

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金で、高い耐久性と耐食性を誇ります。 耐用年数は20~30年と長く、近年最も多く使用されています。


SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板よりもさらに耐食性に優れた素材です。 ガルバリウム鋼板の3倍以上の耐食性を持つと言われ、より長期的な耐久性を求める場合に適しています。


トタンは、亜鉛メッキ鋼板のことで、価格が比較的安価です。 しかし、耐用年数は10年程度と短く、定期的な塗装が必要となります。


□棟板金の選び方


*屋根材との相性


棟板金の選び方は、屋根材との相性も考慮する必要があります。 例えば、瓦屋根であれば、瓦の色や素材に合わせた棟板金を選ぶことで、屋根全体の調和がとれます。 金属屋根の場合も、屋根材の色や材質に合った棟板金を選ぶことで、より美しい仕上がりになります。 また、棟板金の形状も屋根材の形状に合わせて選ぶ必要があります。


*予算と施工方法


棟板金の価格は、材質、形状、施工面積によって異なります。 ガルバリウム鋼板やSGL鋼板はトタンよりも高価ですが、耐久性も高く、長期的なコストパフォーマンスを考えると、決して高すぎるものではありません。

施工方法も、既存の棟板金の撤去、下地処理、新しい棟板金の取り付けなど、いくつかの工程があります。 費用を抑えるためには、施工範囲を最小限にする、既存の部材を再利用するなどの方法があります。 業者に見積もりを依頼し、検討することが重要です。


*耐用年数とメンテナンス


棟板金の耐用年数は、材質によって大きく異なります。 トタンは10年程度、ガルバリウム鋼板は20~30年程度、SGL鋼板はさらに長持ちします。

しかし、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、どの材質の棟板金でも寿命を延ばすことができます。 定期的な点検では、錆びや浮き上がりなどの劣化症状がないかを確認し、必要に応じて補修を行うことが重要です。 特に台風シーズン前後の点検は欠かせません。


□まとめ


今回は、棟板金の選び方について、役割、材質、劣化原因、屋根材との相性、予算、施工方法、耐用年数、メンテナンスといった様々な観点から解説しました。 最適な棟板金を選ぶためには、それぞれの特性を理解し、ご自身の屋根の状態、予算、そして将来的なメンテナンス計画を考慮することが大切です。 今回の情報が、皆様の屋根改修計画の一助となれば幸いです。

専門業者への相談も積極的に行い、後悔のない選択をしてください。 屋根は建物の重要な部分を担っています。 適切なメンテナンスを心がけ、長く安心して住むことができるよう努めましょう。

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